橋下徹の現在の仕事は?石丸伸二からの政界復帰の要請にどう答えたか?

地域政党・大阪維新の会を創設した橋下徹ですが、市長を辞めて政界から引退した後、現在は何をしているのでしょう。

テレビなどで見ることはありますが、政界からは復帰の要望などは無いのでしょうか。

都知事選で有名となった石丸伸二から政界復帰を求められて、どう答えたのでしょうか。

橋下徹の現在の仕事は?

橋下徹のこれまでの経歴は、『行列のできる法律相談所』にレギュラー出演、大阪府知事就任、大阪市長就任、任期(4年)満了で大阪市長を退任して政界引退。

このような流れでしたが、東京の都知事選で石丸伸二が活躍し話題を沸騰させてから、政治に新しい流れをという声も高まり、橋下徹の政界復帰が取りざたされることが多くなってきました。

ただ現在の橋下徹は政界からは距離を置いていて、橋下綜合法律事務所の所長を務める傍ら、テレビ番組出演や講演、執筆活動等、政治には直接かかわってはいません。

橋下徹は大阪都構想の発案者であり、その改革案は大阪維新の会が実現を目指すべく今も取組中です。

大阪都構想(府市統合、特別区設置)は、2015年、2020年11月1日の住民投票でどちらも僅差で否決となりました。

そこに懸けた橋下徹の熱意、エネルギーは相当なものがありました。

大阪府と大阪市の間の二重行政の弊害を解決するという、行政の根本問題に真正面からぶつかって行った制度改革の取り組みでしたが、それに関わる府や市の関係者の反対、そこに住む住民の不安などのため、半数を超える有権者の賛成を得ることは出来ませんでした。

この問題の難しさに直面した橋下徹は、自分の力の限界を感じたのでしょう。

それ以降は政治ついては、コメンテイターとしての役割に徹しています。

◇橋下徹のテレビへの出演

⑴めざまし8: フジテレビ系列で2021年3月29日から毎週月曜日 – 金曜日の8:00 – 9:50 朝のワイド番組

⑵日曜報道 THE PRIME: フジテレビ、FNN系列の各局で、2019年4月7日から毎週日曜7:30 – 8:55 ニュース・情報番組

⑶行列のできる相談所特別編~令和の法律相談SP: KNBテレビ 2024年9月22日(日) 昼4:55 バラエティ番組

⑷そこまで言って委員会NP: 読売テレビ系列で2004年10月3日から毎週日曜 13:30 – 15:00 バラエティ番組

主に上記4番組にレギュラーやゲストで出演している。

◇橋下徹が出版した本 

⑴政権変容論 (講談社+α新書)

⑵情報強者のイロハ 差をつける、情報の集め方&使い方(徳間書店)

⑶交渉力 結果が変わる伝え方・考え方 (PHP新書)

⑷実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた (PHP新書)

⑸決断力 誰もが納得する結論の導き方 (PHP新書)

⑹折れない心 人間関係に悩まない生き方 (PHP新書)

⑺異端のすすめ 強みを武器にする生き方 (SB新書)

⑻2時間で一気読み 13歳からの政治の学校 (PHP新書)

以上の他にも政治やビジネスに関する著書、自己啓発本を多数出版しています。

石丸伸二からの政界復帰の要請にどう答えたか?

今、政界から身を引いている橋下徹は、2024東京都知事選のあと石丸伸二へ期待を込めて、ツイッターで次のように言った。

「石丸さんに国政維新をぶっ壊して無党派層を引き付ける新しい第三極を作ってもらうのが日本の政治のためやろうね。」(2024年7月11日)

この橋下徹の投稿に対し、石丸伸二は持ち前の石丸構文で次のように返した。

「とするならば、橋下さんに国政維新をぶっ壊して無党派層を引き付ける新しい第三極を作ってもらうのが日本の政治のため、なのかなぁと感じました。」(2024年7月12日)

石丸伸二はsnsやユーチューブを駆使してあれだけの人気を集めましたが、次の挑戦先として国政を考えたとき、政治を改革するには衆議院において自分に賛同する議員を多数集めなくてはならないので、橋下徹の力を借りようとしたのだと思われます。

つまり橋下徹も石丸伸二も、ほぼ同じことを考えていたんでしょう。

考えは同じで、あとはそれをどう具体化していくか、ということでしょう。

政治を変えるとき、常に問題になるのは”数”の力です。

これから次の衆議院選挙までの間に、改革に賛同する議員をどれだけ集められるかです。

石丸伸二からの政界復帰の要望ととれるこのツイートに対して、橋下徹は「もう僕にはそこまでのエネルギーや根性がない。また”今”を捉える時代感覚が石丸氏と比べて弱いと思う。政治はエネルギー、熱量で行くもの」また「官僚組織を自分の思う方向に動かし、強烈な反対の声にも負けずに新たな政策を実行するには、エネルギー・熱量が全てだ」とも言っています。

このように橋下徹は、今後も政治活動には直接には関与しない考えのようです。

ただ石丸伸二を始めとする、新しい力を持った政治家を陰ながら応援して、日本の政治改革に外から協力するというスタンスですね。

まとめ

  • 橋下徹の現在の仕事は、橋下綜合法律事務所の所長を務める傍ら、テレビ番組出演や講演、執筆活動等です。
  • 石丸伸二からの政界復帰の要請には、「もう私にはそこまでのエネルギーや根性がない」と言って、政界から距離を置いたうえで新しい力のある政治家の方たちを、外から応援していきたいという考えのようです。

最近はコメンテイターに徹している橋下徹は、政界復帰の要請は多いものの、すべて断っています。

大阪府知事、大阪市長を歴任し政治の大変さを痛感したであろう橋下徹。

弁護士という本職のみならず、テレビなどへの出演もあり、家庭では7人の子どもも抱えていて、なかなか政治に戻るのは難しいようです。

ただ、石丸伸二や泉房穂など、力のある政治家に対して、政治改革のため外から応援することは今後も続けていくと思われます。

非正規労働者の実質賃金ダウンなど問題を抱えているこの日本を、是非とも良い方向へと導いてほしいものですね。

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