ブレイキングダウンは以前には無かった新しい格闘競技の場で、アマチュアのキックボクシングや総合格闘技の選手を発掘する機会にもなりそうです。
1分間で自分のすべてを出し切って強さを争う、素人にもチャンスがあり得る面白い企画です。
その動画を配信しているチャンネルの朝倉未来 Mikuru Asakuraはブレイキングダウンの創設者なのかや、クレベルコイケなどRIZINでの戦績についてはどうなのか調べてみました。
朝倉未来(あさくら みくる)についてこの記事を読んで是非詳しくなってください。
朝倉未来はブレイキングダウンの創設者?
ブレイキングダウンは2021年2月に立ち上げられた、アマチュアのキックボクシング及び総合格闘技の大会のことです。
このブレイキングダウンのアイデアは朝倉未来が、刃牙など格闘漫画の漫画家である板垣恵介さんとの対談をしてその後スパーリングも?という動画がありますが、その対談中に生まれたものと言われています。
その動画がこれです。
板垣恵介さんは高校時代に少林寺拳法をやっていて、自衛隊に居たこともあり格闘家に対する憧れが強かったそうです。
なので60を過ぎた人とは思えない身体の動きでスパーリングをし、朝倉未来を驚かせています。
その後、“闘う弁護士”の異名を持つ元格闘家の弁護士堀鉄平さんがブレイキングダウンの発起人となり、レディオブック(株)のCEO・板垣雄吾氏が社長を務めてブレイキングダウンは発足しました。
立ち上げから2年経った2023年2月にBreakingDownファウンダー兼プロデューサーを務めていた格闘家の朝倉未来がCEO代表取締役に就任しました。
そして板垣雄吾氏は海外への本格進出を見据え新会社「BreakingDown International」の代表取締役に就任し、今後もブレイキングダウンの事業には携わるようです。
日本でのブレイキングダウンは人気が出てきているので、いずれ海外からの選手も参戦することになれば、さらに面白いものになるのは間違いないでしょうね。
ブレイキングダウンの試合の模様は、後日にユーチューブの朝倉未来チャンネルで公開されるので誰でも手軽に見れる便利さがあります。
1分間最強の男を決める、というのが基本コンセプトですが、1分というのは路上での喧嘩をイメージして決めたものらしいです。
またRIZINのルールとは違って、両者グラウンドでの戦いになった時10秒でブレイクします。
わずか1分間の戦いなのでこのようになっているのでしょう。
またマウントした上の者が圧倒的に有利になる、というのも私などは面白くないと感じていた点で、そこが改善されているようにも思います。
「1分1ラウンド形式」という超短期決戦で行う総合格闘技なので、素人でもプロに勝つチャンスがある点も面白いですし、以前には無かったアイデアです。
そのためブレイキングダウンでは格闘家だけではなく、アマチュアや一般人、インフルエンサーなど幅広いジャンルから出場者を募っている点も魅力となっています。
クレベルコイケとの試合の結果は?
まずクレベルコイケについて簡単にプロフィールをご紹介すると、1989年10月16日生まれで33歳(2023年7月時点)。
ブラジルサンパウロの出身、身長178cm、66kg。ボンサイ柔術ジャパン所属。
(ボンサイは日本の盆栽が由来の名前だそうです。
なぜかというと、1908年から始まった日本からブラジルへの移民政策というのがあって多くの日本人が移民として渡っていましたが、1914年に前田光世という日本人柔道家がブラジルに渡って柔道を伝え、有名なカーロス・グレーシーにも柔術を教えたことが、現在のボンサイ柔術につながっており、そうした命名になったようです。)
2022年10月RIZIN.39で王者、牛久に挑戦して第3代RIZINフェザー級王座を獲得。
しかし同じ年の大晦日RIZINxBELLATOR全面対抗戦で、BELLATORフェザー級王座パトリシオ・ピットブル・フレイレと対戦し、得意の寝技に持ち込むことが出来ず、若干パトリシオの打撃が優勢という展開に終始してクレベルコイケの判定負けとなりました。
試合の模様は動画で見れます。
実力の大きな差は感じられず、私などは惜敗と言える試合だったと感じました。
そんなクレベルコイケと朝倉未来の対戦はRIZIN.28で行われました。
クレベルコイケは両手で朝倉の頭を掴み、次いで両足を朝倉の腰にからめ、抱き着くようにして自分からマットに倒れこんで寝技に持ち込みます。
その後クレベルコイケは上手く両足で朝倉の首を絞め、左腕で朝倉の後頭部を引き寄せて締め続ける。
最後、朝倉の右腕をぐいっと引っ張ってより強く頸部を締めた瞬間、朝倉は失神しクレベルも左手で朝倉の頭をトントンとたたいてレフェリーにそれをアピールした時試合が終わりました。
クレベルコイケには三角絞めという得意技があって、この試合ではクレベルコイケの寝技の習熟度の凄さと怖さを見せつけられました。
ただ、朝倉未来にはパンチの強さ、三日月蹴り等の技があるので、是非リターンマッチでリベンジをしてもらいたいですね。
朝倉未来のRIZINでの戦績は?
朝倉未来がRIZINに参戦したのはRIZIN.12(2018年8月12日)からで、それまではアマチュア格闘技イベントTHE OUTSIDERに出て、2階級王者になっていた。
元々、朝倉未来はストリートファイトから格闘家になったのですが、2018年からはトッププロを目指して、RIZINに参戦したのです。
RIZIN.12から始まって、最近のRIZIN LANDMARK5(2023年4月29日)までの全13試合で11勝2敗の好成績を残しています。
11勝のうち4試合はKO勝ちしています。
惜しくも負けた相手は斎藤裕(判定負け)とクレベルコイケで、斎藤裕はこの対戦でRIZIN初代フェザー級王者となりました。
朝倉未来は格闘家という顔がメインですが、ユーチューバーや経営者という側面も持ち合わせています。
ユーチューブのチャンネル登録者数は320万人(2023年7月時点)に上ります。
これはブレイキングダウンという興行がユーチューブを使うことで当たったからでしょう。
経営者としてはブレイキングダウンは当然として、2020年に立ち上げたファッションブランドMATIN AVENIRというのもあります。
他にオンラインサロンや不動産投資と多方面に活動の幅を広げているようです。
まとめ
- 朝倉未来はブレイキングダウンの創業者で、現在の代表取締役である。
- 朝倉未来はRIZIN.28でクレベルコイケと対戦し、三角絞めによりKO負けした。
- RIZINにおける朝倉未来の戦績はLANDMARK5(2023年4月29日)までの全13試合で11勝2敗の好成績を上げている。
朝倉未来は格闘家であるだけでなく、ユーチューバーや経営者として成功していて、さらにまだまだ色々なことを考えているそうで、今後どういった展開をみせてくれるのかが楽しみで目が離せません。
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