綾瀬はるかさんはCMでプロのようにピアノを弾くシーンがありました。あれって見ていても本当に不思議ですよね。そんなに上手にピアノを弾けるのかどうか調べてみました。
また、あのCMでの曲は時々耳にはするんですが、何という曲名だったのか。
そしてNTTドコモで開発中の「人間拡張」という新技術はいったいどんなものなのか、についても分かりやすく解説しています。
2022年2月23日(水)からオンエアされている、綾瀬はるか出演のNTTドコモの新CM「あなたと世界を変えていく。」人間拡張篇が話題となりました。
CMを見た方は綾瀬はるかさん自身が、プロと同じようにピアノを弾いているように見えたはずです。私もそのように見えました。
CMの内容をYouTubeでご紹介しておきます。
しかしこれは、「人間拡張」という技術でプロの動きを再現しようとしているシーンであって、まだ完全ではないのです。
綾瀬はるかさんは、「センシングデバイス」という筋肉の動きなどの情報を取得する機械を腕につけることにより、プロピアニストの角野隼斗の指の動きが手に伝わってきているそうです。
機械をつけることにより指は少し動くようですが、ピアニストの演奏を完全にコピーすることは今は出来ていません。
動画をよく見ると、綾瀬はるかが音楽に合わせて鍵盤の位置に手を動かし、ピアノを弾いているように見せているのがわかりますね。
ピアノを弾くふりでも、本当に弾いているように見せてしまう綾瀬はるかさん、さすがですよね。
新CMは、カメラに目線を向けながら、流暢にピアノを演奏する綾瀬はるかさんの姿から始まりますが、次の画面では、筋肉の動きなどの情報を取得するセンシングデバイスを腕に装着した角野さんがピアノ演奏をしている場面に切り替わる。角野さんの周りにいるのは角野さんの手の動きをセンシングデバイスで動作データに変換する研究者たち。
綾瀬さんがピアノを弾くことができていたのは、遠くにいる角野さんの手の動きを電気信号に変えて転送し、他者と共有できるドコモが開発中の「人間拡張」の技術を活用したため。角野さんの動きとシンクロすることでピアノを演奏する少し先の未来の姿だ。
これがもし従来の5G技術だったら、角野さんの手の動きの電気信号が綾瀬さんに届くまでにかかる時間がある程度あるため、時間差があって”シンクロ”させることはできない。
それが今後開発されていく6G技術を使えば時間差が無くなり”シンクロ”させることができてしまう。夢の技術という訳です。
このCMで弾いているピアノの曲名は、『英雄ポロネーズ』です。正式には、『ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」』と言います。
ショパンの作曲で、「英雄ポロネーズ」と呼ばれ親しまれている曲です。
今回の新CM制作に関連して、綾瀬さんのインタビュー動画が2月22日公開されていて、その中で自身のピアノ歴について、「子供のころに習っていたきりで、久しぶりに今日ピアノの鍵盤を触り、もう忘れていることが多い」と言っています。
だから綾瀬はるかさんのピアノ歴は、数年というところでしょう。
「人間拡張」技術のプラットホームがあることで、例えばプロ野球選手の動きを、骨格や体格の違う子どもにも伝送して、再現することなどが可能になるという。
インタビュー動画の中で“みんなにシェアしてほしい特技”を聞かれた綾瀬はるかさんは「特にシェアすることでもないんですけど、早口言葉は得意なので、試してもらいたい」と、早口言葉にチャレンジ。
チャレンジするのは、「ドコモ、モコモコ、桃も藻も、モコモコ」。
「ドコモ モコモコ…」を3回見事に言い切って、「大成功!」と言わんばかりに笑顔を見せる綾瀬はるかさんでした。
このCMで取り上げられている「人間拡張」技術は、通信技術の6Gにより出てくるもので、6Gによりスマホの自動ワイヤレス充電が出来、電池切れから解放されることも期待されている。そんな6G技術には期待がふくらむ。