結局、石丸伸二って何者、どんな人?次のねらいは何なのか?

政治にネットやsnsの活用を最大限に取り入れて、新風を巻き起こしている石丸伸二。

元銀行マンだった男がいきなり市長になり、次には都知事選にも出て、大健闘するという
前代未聞の不思議な人物。

都知事選の次には何を狙うのか?

結局、石丸伸二って何者、どんな人?

2024年7月7日に東京で行われた知事選挙で、石丸伸二が小池百合子に敗れはしたものの、政界でほとんど無名だったにもかかわらず、2位に食い込み160万票(24.3%)を獲得し、日本中を驚かせたのはまだ記憶に新しいですね。

◇新しいタイプの政治家

従来型の政治家とは全く異なった、新しいタイプの政治家ですね。今のネット社会を象徴する事件が、選挙の場において起きたと言えます。

snsやYouTubeで多くのフォロワーを獲得した政治家は、それだけでも大きな地盤が出来たことになる、ということが証明された訳です。

実際、都知事選の少し前に、動画で見た石丸氏の発言を聞いて、最初は小池百合子に入れようとしていたのを、石丸伸二に投票しようと思った若い人たちが結構いたようです。

従来型の政治や政治家に、嫌気が差していた人たちの受け皿になったのかもしれません。

投票率も前回の55から5ポイント上がって60%だったのも、石丸伸二が影響していたかもしれません。

◇なぜ政治家になったのか

そもそも石丸伸二は大学で経済の勉強をして、三菱UFJ銀行に入り、アメリカへ赴任して銀行マンの仕事をしていました。

ところが2020年に河井事件(買収の容疑で河井前法相夫妻が東京地検に逮捕された)が起き、安芸高田市の児玉浩市長が辞職したのがきっかけでした。

その後任には前市長の子分みたいな人が無投票で決まりそうになっていました。

それを知った石丸伸二は子供のころから市長に成ろうとも思っていたので、一晩考えて次の日には会社に辞めますと言って、安芸高田市に飛んで帰りました。

出馬を決めたのは2020年7月8日で投開票日まで1か月というタイミングだったそうです。

このことから石丸伸二には驚異的な行動力があることが分かります。

思い立ったが吉日といいますが、そういう素早さがあります。

安芸高田市では市長の汚職に嫌気がさしていたでしょうから、石丸伸二という新人の出現には期待感もあり、当選に至ったのでしょう。

本人いわく、「もし河井事件が起きていなければ、今も銀行にいたと思います。」とのことです。

◇安芸高田市長としての働きぶり

石丸伸二の安芸高田市長としての働きぶりについては、「安芸高田市に若き新市長が誕生 京大卒元銀行員 石丸伸二さん(38)|安芸高田市議会」という動画を見れば概略が分かります。

市長室に職員を数名呼び、昼食会を開いて、職員からいろいろな話を聞いたり、5時過ぎの定時が過ぎ、職員が退庁した後も残って遅くまで仕事をしたり、その働きぶりは立派なものだと思います。

しかし人口26,000人という小さな町の市長では飽き足らず、石丸伸二は次のステージとして都知事選に向かって行った訳です。

市会議員とかではなく、いきなり市長に成れたので、石丸伸二としても手応えというか、自信が出来たのかもしれません。

◇政治にsnsやYouTubeを活用!

今の若い人たちにはsnsやYouTubeで発信することが、一番伝わりやすいと石丸伸二は考えていて、実際大きな反響や支持を得ています。

都知事選では出馬表明後に、ライブ配信動画が620万回も視聴されたり、出馬表明後1か月余りで集まった献金は2億円を超えると言います。

またボランティアも5000人以上集まったとのことです。

このようにネットやsnsを活用している若い世代へのアピール力、その世代から受ける支持は絶大なるものがあったわけです。

今後も石丸伸二は、そのようなやり方で政界の何らかの地位を獲得していくに違いありません。

また石丸伸二の存在に脅威を感じている、従来型の政治家も多いようです。

都知事選の次のねらいは?

石丸伸二は都知事選の後、既に様々な方面で政界に関わる動きをしているようです。

例えば彦根市長との対談で、彦根市長から一日彦根市長になって欲しいとの依頼を受けています。

そのことを報じている動画がサブチャンネルの「【石丸伸二】1日市長に新党旋風、次の狙いは、、、」(2024/08/08)です。

この動画の中でも少し触れていますが、自民党や野党第一党の立憲民主党の党首の方の選挙区に、自分は立候補して選挙戦をやってみたいと。

動画「【石丸伸二】次の狙いは〇〇!?万年野党に喝!【総裁選】」の中では、万年野党の立憲民主党の議員に対しては、政府の批判をするだけに留まり、現職が食うに困らない議席を守ることに汲々としている”政治屋”だと言い放っています。

党首選が終わった後の立憲民主党の党首の方の選挙区で立候補しようと思っている、と発言。

そして選挙でもし自分が勝ったら、私を立憲民主党の党首にしてくださいと、動画の中で言っています。

ツイッターでのつぶやきのようなものですが、でもこれが石丸伸二のやり方で、フォロワーたちの関心を先に集めておいて、いざその戦いに臨めば勝算も出てくるということでしょう。

別の動画では自民党の総裁岸田さんの選挙区に出ることも、選択肢の中にあるみたいです。

いや、本当に怖いもの知らずですよね。

そういった向こう意気の強さが、面白くて若い人を中心に支持を集めているのかもしれません。

いずれせよ、どうも次の衆議院選挙には、石丸伸二やったな、という立候補をするに違いありません。

とても楽しみなことだと思います。

これまで選挙なんて面白くなく、関心がないと思っていた人も多かったと思いますが、石丸伸二の登場で、少しは興味も出て、面白みのある選挙となりそうですね。

石丸伸二の動きには目が離せませんね。

まとめ

  • 石丸伸二って何者、どんな人?石丸伸二は政治にsnsやYouTubeを活用して、票を伸ばそうとする、新しいタイプの政治家である。
  • 都知事選の次のねらいは、次の衆議院選挙で自民党や立憲民主党の党首の選挙区で選挙戦を戦うこと。
  • 特に立憲民主党の党首をもし倒せたら、党首にして欲しいという希望を持っている。

今回の都知事選に石丸伸二が出たことで、政治に関心がないという若者に、少しでも興味を持たせた、という点で石丸伸二は、日本の政治に新しい方法で貢献できたのではないか。

今後もどんどんと選挙のたびに石丸伸二が出てくると思われます。

それによってどのように日本の政治が変わっていくのか、とても楽しみな気がします。

従来型の政治家の人たちも、少なからず脅威を抱いているようで、政治の世界に新風を吹かせる役目を担っているようにも見えます。

パールベテラン

神戸と真珠そして美を愛する60台こうべっ子