簡単にピアノが弾けることをテーマにした人気のチャンネル「かんたーんピアノ」。あの面白い動画の秘密は自動演奏のアプリにあった!
ピアノを弾く時、どの鍵盤をたたくのかがわかるので、誰でもピアノが弾けて楽しい。そんなかんたーんピアノは人気上昇中です。
新時代の演奏でも元歌がついているので、他のチャンネルよりも断然楽しめます。この記事ではそのアプリについて詳しく解説していきます。
かんたーんピアノの動画を見ると、曲の演奏と合わせて今たたいているピアノの鍵盤と、ドレミの音階が川が流れるように分かりやすく表示されていきます。
これはもしかすると上手くできたアプリを使っているのでは?と思わせます。それでかんたーんピアノの動画をいろいろ探していくと「かんたーんピアノが使っているアプリ大公開!」という動画が見つかりました。ここで紹介しているのが自動演奏ソフトのSynthesia(シンセシア)というアプリです。
昔ゲームセンターに「キーボードマニア」というゲームがあったそうで、落ちてくるブロックを鍵盤で弾くというゲームで、このシンセシアもほぼ同じような楽しみ方ができるアプリです。
シンセシアは画面上部から落ちてくる音を真似して弾くだけなので、楽譜は一切読めなくても大丈夫なんです。私もそうですが、楽譜が読めないとピアノは無理と思ってしまいますよね。それを打ち破ってくれるなんてありがたいですね。
このアプリを使って遊んでいるうちに、ピアノの練習にもなるというのが「synthesia(シンセシア)」なんです。
右上にミスタッチの数値も表示されるので、それをスコアと考えればゲームのようでもあります。
シンセシアは「手元を見ない」という前提で作られているので、これを繰り返している内に自然と鍵盤感覚が養われていきます。
必要なものはタブレットかパソコンと、電子ピアノやMIDIキーボードです。シンセサイザーでも良いです。
使用するパソコンとキーボードをUSB接続して使います。なのでこれからキーボードを買う方は、パソコンと接続できるUSB端子が付いていることを確認してください。
CASIOの光ナビゲーションキーボードなど、鍵盤が光るタイプでは、Synthesiaと連動して弾く鍵盤が光ります。そこまでしてくれると、もう誰でもピアノが弾けちゃうってことですね。
シンセシアには無料版と有料版があります。無料版はカノンやエリーゼのためになど25曲、有料版は150曲と最初から入っている曲目数が違っています。
さらに有料版の場合は、新たに曲を追加することができるため、無限に曲を楽しめます。ここが有料版の大きなメリットでしょう。
シンセシアのアプリを公式サイトからダウンロードしてください。無料版で遊ぶだけなら費用は掛かりません。
有料版は$40 , $29(セール価格)で、2022年12月時点で5,320円、3,857円(セール価格)程の値段です。
公式サイトはこちら シンセシア「ピアノの弾き方を学ぶ楽しい方法」
シンセシアのアプリをダウンロード・インストールしたら、キーボードとパソコンをUSBで接続します。
無料版でしたらこれだけですぐに、演奏を楽しむことが出来ます。
有料版は外部からMIDIデータを取り込むことが可能です。つまり曲数を無制限に追加することが出来ます。
MIDIデータを追加する方法は3つあります。
①購入する(公式サイト・その他)
②インターネット上で探して入手する
③自分でMIDIデータを作る
まず最初にシンセシアの公式サイトでは、1曲100~300円程度でMIDIデータを購入することができます。これが一番簡単ですが、費用が必要です。
またインターネット上でフリーのMIDIデータをダウンロードできたりします。調べてみて、もしお目当ての楽曲のデータが見つかれば、無料で楽しめるということになります。
最後は自分でMIDIデータを作るというものですが、これはかなりの知識が必要なので誰でもという訳にはいきません。詳しい方限定となります。
実際にSynthesiaを使う上での注意点ですが、電子ピアノの音をパソコンで鳴らすと少し遅延が感じられることがあります。ですので音はパソコンで出すのではなく、電子ピアノ側で出すように設定して使われることをお勧めします。
またシンセシアには楽譜を見ながら弾けるモードも、搭載されています。設定はとても簡単で、画面上部の歯車をクリックし「Sheet Music」をオンするだけ。上部に楽譜が表示されます。楽譜もブロックに合わせて弾く箇所が移動していくので、目で追っていきながら弾いていけば良いです。
アニメ「ONE PIECE」の長編劇場版シリーズ15作目「ONE PIECE FILM RED」の主題歌「新時代」をネットで[簡単ピアノ、新時代]と検索すると、このSynthesiaを使った演奏動画がいくつか出てきます。
ばーんミュージック、Doremy、ぴあのんぴっぴ、こぱんピアノ、そしてかんたーんピアノも出てきます。
でもかんたーんピアノ以外のチャンネルはピアノ演奏のみの動画になっています。かんたーんピアノでは、元歌とピアノ演奏を同時に再生していて、より臨場感が出ていて、おもしろい動画になっています。
チャンネル登録者数もこれらの中ではかんたーんピアノが14万人(2022年12月)で最も多いです。2番目はばーんミュージックで6万人程です。
このようにかんたーんピアノはアプリを使って演奏するだけでなく、視聴者が楽しめる工夫がされているのです。
最近どんどんと人気が上昇しているかんたーんピアノですが、運営者はどんな人か?と思ったりもするのですが、ネットで色々調べてみても、まったく情報は見当たりませんでした。
まあ、楽しい動画が見れればそれで良いわけで、運営者にはそれほど興味はないという方も多いでしょう。ということで運営者についてはまったく分かっていないです。
ただユーチューブ動画作成や音楽ソフトの運用などにかなり詳しい人であるはずです。コンピューターを上手に使うと、本当に面白いことが出来るのだなと思います。
かんたーんピアノはアプリ「シンセシア」を使って演奏するだけでなく、元歌もピアノ演奏と同時再生することで臨場感や楽しさをアップさせていて、新時代の演奏でも楽しい動画となっています。
チャンネル登録者数も類似の他チャンネルをはるかに凌ぐ14万人(2022年12月)に上り人気となっています。
今後もどんどん色々な曲を投稿してくれると思いますので、まだまだ人気は続いていくんじゃないでしょうか。