ここチャンネルは全盲のここちゃんの無邪気で元気な日々の姿を動画で見せてくれて、人気のチャンネルです。
お母さんやお父さん、そして兄姉たちも全員が協力して動画を制作しています。ほのぼのとした感じが良いですね。
そんなここチャンネルが24時間テレビに出演した?なぜ全盲なのかやプロフィールも気になるので調べてみました。
ここちゃんは全盲でも本当にかわいい女の子ですね。お母さんとお父さんがユーチューブ動画を撮影し、編集してアップしてくれているおかげで、多くの人がここちゃんの無邪気で元気で楽しい日々の様子を見ることが出来ます。
ここチャンネルは、ユーチューブチャンネルを2020年2月から開設していますが、それから1年半ほど経った2021年8月22日に放送された日本テレビの24時間テレビに、家族と一緒に出演されました。
この放送からさらに多くの人がここちゃんを知って、動画を見るようになったかもしれませんね。
ちなみに2023年4月時点でチャンネル登録者数は14万人となっています。まだまだ増えていきそうです。
(★ここチャンネルは2023年8月頃、カラオケ動画の著作権侵害があったためにBANとなりました。
そして2023年9月6日からチャンネル名は同じで、新チャンネルとして1から再スタートをしています。
なのでチャンネル登録者数も18万人まで行っていたのが、2024年1月3日時点で2000人です。)
ここちゃんはYouTubeチャンネルの概要欄にある説明によると、先天性の小眼球症という病気のために全盲だということです。
ただ、全盲と言っても、光は感じられるようで、太陽がまぶしいと言ったりしています。
一般人が全盲の方の生活を想像すると、不便なことが多くて大変だなと思います。
そういう不便さを少しでも解消できればという考えから最近では、全盲の方用のサポート器具が開発されてきているようです。
動画で『前川 裕美さん 「OrCamで人生がかわりました。」』というのがあります。
視覚障害の方の視覚補助の道具でオーカムという名前の装置。電源と小さな機械が着いたメガネの形をした機械。
ここちゃんが着けると良く似合っています。
この機械はカメラのようにシャッターボタンを押すと、目の前にいる人の性別、人数を音声で教えてくれます。
ええ、凄い!そんなことできるの?というようなことですよね。
活字が書かれている紙などを目の前に置くと、活字を読み上げてくれる。これも助かるでしょうね。
器具を装着した人の前にあるものを撮影して、その画像を認識、分析して目の前のものが何かを音声で教えてくれる、という技術です。
他にもいろいろ機能があって、開発中の機械なので、まだまだ機能は追加されて行くのだそうです。
人の顔には100人まで名前を付けることが出来る。物の認識も50個までできる。指で指した物の色も教えてくれる。顔の前に持ってきた紙幣の種類も教えてくれる。
こんな機械でしたが、付けた感想はけっこう便利だったと、ここちゃんは言ってました。
この機械は高額(50万円)なので、今回はクラウドファンディングを使い、10名にこの機械を届けるという企画でしたが、予定の金額(500万円)には到達できなかったので、10人を代表してここちゃんの元にオーカムが届けられました。
今後、もっと多くの視覚障害の方がこの機械を試すことが出来ると良いですね。
出身:埼玉県
本名:ここみ(苗字は非公表)
生年月日:2013年2月10日で10歳(2023年3月時点)
1歳から年長まで保育園に通ったそうです。お兄さんが行っていた保育園で、全盲の視覚障がい児だと普通はなかなか認められないとのこと。
お兄さんが行っていたので、特別に認められたようですね。
10歳というと、小学4年生の歳です。ここちゃんの場合は普段は特別支援学校に通っています。その学校は遠いので通学は大変だそうです。
一方、自宅の近くに小学校はありますが、全盲だと希望制で1学期に1回だけ交流学級というのに行く機会があります。
基本的には特別支援学校で勉強などを教えてもらい、年に何回か小学校の子供たちと交流するという流れのようです。
視覚障がい者と健常者が交流する機会があれば、お互いに相手のことを理解する経験が出来るので、良いことだと思います。
特別支援学校(視覚障害)には,一般的に小学部,中学部及び高等部が設置されていて,一貫した教育が行われているそうです。
また,寄宿舎を設置している学校もあるそうです。ここちゃんも寄宿舎に行ってみたという動画をアップしているので、将来寄宿舎に入ることもあるのかもしれません。
ここチャンネルは、お母さん、お父さんそしてお兄さんやお姉さんも家族全員で協力してユーチューブ動画を制作して、ここちゃんの日々の生活ぶりなどを発信して人気となっています。
動画を見ることで、一般の視聴者も全盲の人のあれこれが分かり、街で視覚障害の方に出会った時に、少しでも助けてあげられるようになれれば良いなと思います。