若い酪農家で牛の飼育の一部始終を動画にアップしている和牛ティーチャー。
誰でも牛肉は食べますが、飼育されている牛がお肉となるまでの過程は知りません。
そこを動画で教えてくれるので、一般人としても興味をそそられます。
そんな和牛ティーチャーの年齢や高校、経営しているお店は?またなぜSNSで発信をしようと思ったのか調べました。
◇年齢は?
和牛ティーチャーは若くして、酪農家の息子でもないのに和牛を育て、その模様をSNSで配信し、和牛料理の店の経営までしているようですが、年齢は何歳なんでしょうか。
「22歳になりました【12月23日】」(2022年12月23日)というショート動画があるので、現在22歳(2023年12月5日時点)であることが分かります。
もし大学へ行っていたら、卒業して社会人になったばかりという年齢です。
ユーチューブのチャンネルの開設は2021年4月で、日々、牛の世話をして動画を撮影・制作し、配信してSNSの対応もするのですから、おそらく大学へは進学していないと思います。
◇高校は?
和牛ティーチャーは兵庫県立播磨農業高校を卒業しています。
農業高校を出ているので、牛飼いの仕事をするのは自然に見えるのですが、実はそうでもないらしいです。
現代の農業高校の実態について、和牛ティーチャーは動画「【和牛ティーチャー】なぜ牛飼いYouTuberに?」の中で詳しく説明しています。
今の時代は農業高校に行っても9割がたが農業を仕事には選ばないそうです。
ではなぜ農業高校に進学するのか、訳が分からないですね。
でもそれが実態だそうです。和牛ティーチャーも最初はそんな状態で、畜産や作物をする気は無かったそうです。
農業をする人は非常に少なく、高齢者ばかりになってきているそうです。
実は私自身も長年真珠の加工販売の仕事に携わってきましたが、親戚に真珠の養殖業をしている人が居て、その人も業界には若手があまり入ってこず、高齢化が進んでいると、言っていました。
1次産業という点では、農業も漁業も同じで、似た悩みを抱えているんですね。
このような事情は学校でも教えられているんだと思いますが、このままでは日本の食料自給率は下がる一方です。
そうした中で、これからは若手の農家、牛飼いが増えて行くことが望ましい、と考えるようになったみたいです。
和牛ティーチャーが配信を続ける理由は食肉を増やしたい、その担い手も増やしたいという思いからということです。
なので牛の捕まえ方とか、豆知識とか、牛に興味を持ってもらえるように配信活動をしている訳です。
◇神戸市西区にあるWagyu Jockey (ワギュウ ジョッキー)というお店
ハンバーグの美味しいレストランが2021年10月4日にオープンしました。
住所: 兵庫県神戸市西区竜が岡4丁目20-3 場所は第二神明大久保インターから北西へ800m程行ったところ。
電話: 090-3162-1091
このお店は和牛ティーチャーと店長・元ホテルマン副支配人、但馬牛繁殖肥育農家、酪農家、肉屋、@iamshit_92 の6人のメンバーが生産、加工、提供とタッグを組んで経営しています。
メニューはメインが150gハンバーグセット¥2000で、その他純但馬モツカレー¥1500、Jockeyバーガー¥3000などがあります。
夜には予約のみの焼肉も始めているようです。
◇ところで和牛と国産牛は違うの?
和牛は日本の食肉専用4品種(「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」)のみを指し、全体のおよそ90%を占めるのは黒毛和種、いわゆる「黒毛和牛」です。
一方、国産牛は日本で一定期間飼育・加工された和牛以外の牛を指します。
国産牛のほとんどを占める種類は「ホルスタイン種」で、他にも「交雑種」や「アンガス種」、「ヘレホード種」などがあります。
なので国産牛は品種的には海外で多く飼われる海外牛ということになります。
国産なのに海外牛という、ちょっとわかりにくい名前、表現ですね。
日本特産の美味しい牛肉なら和牛でないと駄目ということですね。
(なお、和牛の中でも但馬牛で、さらに最高品質に厳選された牛を神戸牛と言い、最高級の牛肉とされています。)
牛肉も色々と種類がありますね。
良いものは当然高価になりますし、自分に合ったものをよく選んで食べたいですね。
和牛ティーチャーはもともとお肉を食べることが好きで、焼肉屋さんに働きに行ったりしていたそうです。
そうするうちにお肉の生産過程も知りたいと思い、牧場見学に行ったのがきっかけで、畜産の勉強をするのに自分一人だけでなく、他の人にも伝えたいと思い牛の出荷の動画を上げたら、思いのほかバズったということです。
ユーチューブはチャンネルの開設を2021年4月28日にして、2023年12月時点でチャンネル登録者数は19万人にまで増えています。
毎月1万人以上登録者が増えていて、人気は上々です。
牛の生産過程など日頃見れる機会はほとんどの人にはないですから、動画には関心が寄せられるのでしょう。
日本の和牛のお肉が美味しいことは海外でも徐々に知られつつあるので、動画も英語の字幕を入れるなどして、海外向けも意識したものにすれば、再生数などもさらにアップすることも考えられます。
日本人でも和牛のことをあまり知らない人も多いと思われますので、動画をさらに充実させると益々再生数も伸びて収益も上がるでしょうから、この活動を続けて欲しいなと思います。
和牛ティーチャーは今後の取り組みとして、牛と植物の関りをあつかってみたいと考えているようです。
どんな動画がアップされるのか楽しみです。今後のさらなる活躍に期待しましょう。