平岩優奈/女子体操の実績や怪我とは?ユーチューブが今後の活動拠点?

元体操選手ということで、体操ネタを中心に、日常のことや楽しい動画をアップしている平岩優奈。

顔が可愛いと評判で、こうたろうやシダックスらとの何気ない日常動画も人気です。

そんな平岩優奈の実績や怪我について調べました。

そして引退後の活動拠点がユーチューブになったいきさつも解説します。

平岩優奈の実績は?

平岩優奈は5歳の時から体操を始め、中学1年の時「東日本ジュニア体操競技選手権大会」で総合優勝しています。

この辺りで平岩優奈の才能は既に証明されているように思います。

そして中2の時推薦でナショナルチームのメンバーに選ばれ、強化合宿に参加しました。

これにより世界レベルを目指した練習を積んでいったわけです。

高校は成立学園高校へ進み、2014年高1の時に全日本選手権で3位、NHK杯の平均台で1位を獲得しました。

どんどんと平岩優奈の才能が開花して行った瞬間でした。

そして世界選手権の日本代表に選ばれ、その直後に段違い平行棒の練習中に右手中指を骨折しました。

世界レベルに近づこうとした矢先に、不運なケガに見舞われたのです。

世界への意欲が前に出過ぎていて、少し無理をしたのかもしれません。

スポーツには怪我が付き物ではありますが、平岩優奈の場合はその後精神的な挫折感に苦しめられることになりました。

翌年の2015年の全日本選手権では最下位となってしまいました。

大学は武庫川女子大学に入学し、健康スポーツ科学科を卒業しています。

大学のチームで体操をする中、途中でNPO戸田スポーツクラブへの移籍を決意し、そこで豊島リサコーチに出会います。

1996年アトランタ五輪代表の豊島リサコーチの指導を受けることで、やがて恐怖心も消えていき、体操をできる喜びをあらためて感じられるようになったそうです。

コーチからは結果よりも自分を出しきることをアドバイスされ、平岩優奈は以前から心がけていた「きれいな体操」をすることに集中して徐々に調子も戻ってきました。

そして2年後の2021年、全日本選手権とNHK杯で個人総合3位となり、東京オリンピック代表に内定しました。

そのNHK杯の床運動の演技が終わった後に平岩優奈と豊島リサコーチが安堵の表情で抱き合う、感動のワンショットがあります。

2021年NHK杯床運動の演技後、平岩優奈と豊島リサコーチが安堵の表情で抱き合うシーン

約5年間にも及ぶスランプから脱出できたのです。

東京オリンピックでの成績は女子団体5位入賞で、女子個人総合、種目別のゆか、段違い平行棒、平均台は予選を敗退しています。

以上が平岩優奈の主な実績となりますが、怪我の後のスランプから立ち直ったとは言うものの、やはり少し物足りなさは正直な所感じられます。

そのくらい平岩優奈にとっては怪我が致命的と言っても良い程のものだったようです。その辺りのことを次の段落で詳しく見ていきたいと思います。

平岩優奈の負った怪我とは?

世界選手権の代表に選出されたあとの大会前、段違い平行棒の練習をしている時に、右手中指中手骨を骨折してしまいました。

手の指ではなく、手のひらの方の骨を骨折しました。

ボクシングの選手もここを骨折することがあるらしいのですが、手に相当な衝撃が加わったことが想像できます。

骨折した瞬間の激痛や感覚は、その後おそらくトラウマとなって思い切った演技ができなくなったんだと思います。

その後の本人の言葉として「体操は好きだけど、練習が怖い」とか「悔しさが強くて、うまく切り替えられなかった」と語っています。

この二つのことは、怪我そのものではなく怪我の後、精神的なダメージを受けていた、ということなんでしょう。

怪我が治ってもどうしても練習に身が入らない状態が続くことになってしまいました。

何か物事をやって行こうとするとき、プラスのイメージを持つのと、マイナスのイメージを持つのとでは、その後の成果は雲泥の差となって表れてくるでしょう。

こうして平岩優奈はその後5年にも及ぶ長期スランプに陥ってしまいます。

そして前の段落にある豊島リサコーチによって、平岩優奈は精神的に支えられ、勇気を出して自分本来の演技に打ち込めるようになっていく訳です。

ユーチューブが今後の活動拠点に?

2023年2月14日平岩優奈は引退を発表し、早すぎるとか、結婚したからとか、体重管理が厳しくてなど色々と言われたようですが、本当の理由は選手としてモティベーションの維持が困難になったことと語っています。

女子の体操選手は17歳がピークとも言われ、10代の半ばから後半に活躍する選手が多いのが現状です。

女性は20歳を超えると、皮下脂肪がつきやすくなり、体重が軽い方が体を自由に操ることが出来るので、選手としては不利になっていく訳です。

つまり女子の体操においては、選手のタイムリミットが10代までと言っても過言でない訳です。

さらに平岩優奈の場合は、2023年4月にこうたろうと結婚し、二人ともユーチューブをやっていたので、これからは二人で力を合わせて動画制作が出来るので、ちょうど良かったと言えます。

ユーチューブは楽しい、編集と企画は難しいけれど今は病み期が無いと言っています。

体操の先生をするという選択肢もあったでしょうが、引退後はユーチューブを主な活動の場にしていくようです。

今の時代に合った決断と言えるでしょう。

こうたろうだけでなく、シダックスなど仲の良い体操仲間も何人かいるので、協力し合って体操だけでなく、日常のちょっとしたことや、あるあるなど楽しい動画作りを進めているというのが、現在の状況になります。

まとめ

  • 平岩優奈の実績は中学1年の時「東日本ジュニア体操競技選手権大会」で総合優勝
  • 2014年全日本選手権で3位、NHK杯の平均台で1位
  • 2021年全日本選手権とNHK杯で個人総合3位となり、東京オリンピック代表に内定
  • 2021年東京オリンピックで女子団体総合5位入賞に貢献
  • 平岩優奈の負った怪我は右手中指中手骨の骨折だが、精神的ダメージの方が致命的に大きかった。
  • 現役を引退して、今後はユーチューブを活動の拠点として、夫のこうたろうと力を合わせてやって行こうと考えている。

平岩優奈は現役時代は可愛いルックスと美しい演技で人気だったが、ユーチューバーに転身後もその持前の可愛さで体操に興味を持つ人たちに動画で色々伝えて行くことを決心しました。

選手時代の大変さから解放されて、むしろ今平岩優奈はのびのびと楽しく動画制作に打ち込めているのではないでしょうか。

これからも動画を通じて、体操の楽しさ、難しさについて発信して行って欲しいですね。

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